リモートワークは新しい働き方として注目され、実際に導入している企業も少なくない。
特にパソコンを使っての業務が主となるエンジニアやIT系に携わる職種の業務は、リモートワーク化しやすいと言われている。
リモートワークを実践すれば最終的にはオフィス自体が必要なくなるほか、会社の経費を大幅に削減できるだろう。
社員も通勤時間がゼロになり、仕事に集中できるといったメリットも多い。
しかし、導入する際はいくつかの注意点があるので、注意点に関してはしっかりと認識しておくべきだろう。
リモートワークを導入するうえで最大の問題となるのが、コミュニケーションだ。
自宅での作業となれば、顔を合わせて話し合うこともなくなる。
ちょっとした相談をしようとしても、なかなか相談しづらいという問題が発生することも考えられるだろう。
この問題を解決するには、ビデオ会議やビデオチャットサービスなど、遠方にいる社員にも気軽に話しかけられるようなシステムを用意しておく必要がある。
そしてもう一つ忘れてはならないのが、セキュリティ面だ。
完全なリモートワーク化になれば、全国どこにいても社内の情報にアクセスできるようにしておかなければならない。
会社内であればその会社独自の厳重なセキュリティを組めるが、リモートワークではそうはいかない。
研修などで基本的なセキュリティ知識を身につける必要があり、会社の仕事のために使用するパソコンには全てセキュリティソフトをインストールしておく必要がある。